ふりかえる2023年

2023-12-31

TLがアルゴリズムで調整される最近のSNSでは、お互いのなにげない普通のpostがフォロワーに届きにくくなっている気がします。そこで、ぼくの近況や興味の対象について、時々、いや、たまに? 日記のような文章を書いてみることにしました。

今年も気づけば大晦日。今回は1年の出来事を振り返ってみます。
フォロワーのみんなにとってはどんな1年でしたか? どんな年末年始を過ごしてますか?

旅行の良さを再発見

コロナ禍が一段落したのと、6月の帰省でいろいろ思うところがあったので、観光目的の旅行を数年ぶりに再開。9月末ごろ、山の紅葉が見頃になる時期を見計らって、母と車で長野まで行ってきました。

駒ヶ岳ロープウェイ〜千畳敷カールと、安曇野や松本を巡る2泊3日の旅。
ひんやりと涼しく酸素の薄い、山の空気の味。観光客慣れした土地の人々がまとう、穏やかでウェルカムな雰囲気。常に遠景に見える日本アルプスの山々。白樺の樹林。ホテルや日帰り温泉の居心地の良さ。ホテルの露天風呂でムササビを目撃。おみやげの食べ物の珍しさとハズレのなさ……。

どれもこれも、強く思い出に残る刺激で、遠い土地を訪ねる意義を再認識できました。
2024年は、家族旅行と一人旅、どちらも実行するのがひとつの目標です。

生成AIが“副操縦士”になった年

ChatGPTなど、生成AIの存在があっという間に一般に知れ渡った2023年。
個人的に、ChatGPTに対してまず感じた印象は「今の自分の仕事なんか、あとほんの数年でAIに奪われる!」という危機感でした。(Slackで)テキストで依頼された作業をアウトプットするという点では、やってることはAIと大差ないので……。

とはいえ、今はそんな危機感は一回忘れてしまって、ちょっと込み入ったことを調べたくなったときにBingのCopilot(GPT-4)を使うようになりました。
文章で質問するとすぐにそれらしい答えと出典URLが返ってくるお手軽さを一度味わってしまうと、検索キーワードの組み立てを試行錯誤する面倒くさい作業にはちょっと戻れる気がしません(仮にCopilotが一発で欲しい答えをくれなくても、追加の質問を投げるなり、提示された検索結果をとっかかりに検索を続けるなりできるので、なんにせよ近道になる場合が多い)。

「AIに仕事が奪われる未来」が来るかどうかはさておき、少なくともその前段階として「AIの活用ノウハウがスキルと見なされる時代」が来ることは容易に想像できます。
そして、ぼくの仕事のスキルの根本には「ニート時代に、サイト制作のために吸収した雑多な知識」が今もあることから、「危機感や義務感ではなく、好奇心や創作意欲を満たすためのインプットが一番身につく」ということは確信を持って言えます。

そんなわけで、来年も生成AIのトピックに対しては引き続きアンテナを張り、気軽に使えそうなサービスは積極的に触っておきたいと思っています。

で、早速、「一年を振り返るBGM」をCopilot(Sunoプラグイン)に作曲してもらいました。いい曲やん。
「Memories of the Year」

Looking back on the year that we’ve had
All the highs and lows, the good and bad (oh-oh)
From January to December, it’s been a ride
Through laughter and tears, we’ve kept our stride (yeah, yeah)

Memories of the year, they fill my mind (fill my mind)
Every joy and sorrow, intertwined (intertwined)
From the ups and downs, we’ve learned and grown
Let’s raise a glass to the memories we own (oh-oh-oh, yeah)

1年を振り返って
いいことも悪いこともあった
1月から12月まで乗り続けた
笑いも涙もあった 僕らは歩み続けた

1年の思い出が心に満ちていく
喜びも悲しみも絡み合って
浮き沈みから 私たちは学び成長した
僕らの思い出に乾杯しよう yeah

英語詞:Bing Copilot with Suno 日本語詞はDeepLやGoogleの翻訳をベースに書きました

推し事の拡大と縮小

ライブには引き続き足を運びつつ、以前は勇気が出なくて避けていた、1対1でお話できるイベントにようやく参加できるようになりました。オンラインでもオフラインでも。
推しに対して気の利いたことはさっぱり言えないものの、それでもなお幸福感がすごくて、ヲタクがいつまでも若くてエネルギッシュな理由はこれか〜! と得心。

推しに似顔絵を描いてもらった話
結構長い間でんぱ組.incのファンで、ここ数年は鹿目凛さん(ぺろりん)を一番に応援しているのですが、彼女が主催する『ぺろりんの似顔絵屋さん』に先日はじめて参加で…
renderseed.link

とはいえ、今年はアイドルほどお金のかからない娯楽や学び、そして自分磨きなどに目を向けた年でもあったので、もっとイベントがんがん通うぞ! とはなりませんでしたね、お金や気力の優先順位の問題で……。

来年は「ワンマンライブ中心、それ以外のライブやイベントはたまに」くらいのバランス感覚で、細く長く推し続けていきたい気持ちがあります。認知は配信やSNS上でだけあれば十分、と割り切りたいかも。

2023年、お気に入りコンテンツ

〈ゲーム〉

  • 「ライザのアトリエ」シリーズ
  • グランツーリスモ7

〈映像作品や番組〉

  • あいの里
  • LIGHTHOUSE
  • トリリオンゲーム
  • ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
  • 伊集院光&佐久間宣行の勝手にテレ東批評

〈マンガ〉

  • 瓜を破る
  • ずっと青春ぽいですよ

〈Podcast〉

  • となりの雑談
  • Backspace.fm

2023年、新しいセルフケア習慣

自分磨きやセルフケアにもう少し時間やお金をかけよう、という気持ちが芽生えた年でもありました。
小綺麗にしてモテたい……というかそれ以前に、せめて見た目の不快感を減らしたいのと、自分自身をもっと大切に扱いたいという思いがあります。

具体的な行動はまだまだ小さくて、歯石を取るために歯医者通いを再開して、歯磨きの指導も受けるようになったのと、フェイスパックを始めたのが主な変化でした。

歯のホワイトニングにも興味があるので、来年はやってみようかなあ。

Twitterの終わり、分散する居場所

青い鳥が姿を消し「X」が爆誕した2023年。
ざっと振り返ると、「おすすめ」TLの登場と無料APIの大幅な制限が二大事件でしたね。フォローしている人の投稿が目に入りにくくなり、旧TweetDeckや連携サービスや面白botが軒並み終了し(Twilogなど一部は存続しましたが)、その後も仕様なのか不具合なのかよくわからない突然の改悪が繰り返され、何かあるたびにユーザーが他のSNSに一時流出するまでがもはや定番の流れに。

「とにかくTwitterをフォローしておけば、気になる人の情報が追えるし、世の中の話題もなんとなくチェックできる」そんな認識はすっかり過去のものとなりました。
今のXは、見たくないものが見えすぎ、見たいものが見えにくい。

……いや、そんな認識はそもそも、幻想や願望に過ぎなかったのでは? 今はイーロンがわかりやすい不満のはけ口になっているだけで、去年の大量解雇で明らかになった、人為的なキュレーションが混じったトレンドとか、そもそもトレンド自体が炎上を助長していたりとか、買収以前からTwitterはまあまあ闇を抱えていたよな?

話を自分のことに戻すと、Xの使い方を見直す過程は、SNS全般とのつきあい方を見直す過程でもありました。TLを追う時間を意識的に減らし、そのかわりに、活字の本やマンガを読んだり、映画やドラマを見たりする時間を少しずつ作るようにしました。
Twitterのタイムライン依存から抜けるきっかけをくれたことに関しては、正直、イーロンに感謝してます。

(Xと隠れ家やThreadsのスクリーンタイムを合計すると、結局、SNS自体の利用時間はまだぜんぜん減ってないんですが……不思議ですねえ……)

X(Twitter)にいないときの居場所リスト(随時更新)
X(Twitter)に替わる新たな居場所の開拓を始めています。もちやのツイートを最近見かけないな、と思ったときは(思い出してくれてありがとう)、以下の分散型SN…
renderseed.link

来年は、脱SNSも含めて、情報収集の見直しをもう一歩進めたいです。
自分だけでなく、フォローしている人のネット上の居場所もnoteやブログなどに分散・回帰しつつあるので、それを再び「日々なんとなく目に入る」位置に出せるようにしたいですね。
やはりRSSフィードの活用を見直すべきかな。

***

Xの話題、ついつい愛憎渦巻く長文になってしまいました……。

今月の後半は、いわゆる年末進行的な感じで怒濤の仕事期間でした。
冬休みムード漂う29日にようやく仕事納めして、30日は買い出しや母の年賀状印刷などを済ませて、今日はこれを書いていたらあっという間に夕方です。そばを茹でてBS4Kで紅白を観なくては。

2024年もできるだけ楽しく元気に過ごしていきたいですね。
ではまた、よいお年を〜。