《最終改定日: 2016/06/21 Windows 10についての記述を追加しました。》
Windows 8以降の初期設定では、文字入力の状態がタスクバーの通知領域のアイコンで表示されます。
〔↑Windows 8.1の入力インジケーター表示〕
上の画像で丸く囲った2つのアイコンのうち、左側が入力できる文字種の表示。
左クリックすると英数/かなの切り替え、右クリックすると単語登録などのメニューが表示されます。
右側のアイコンは、使用中のIME=日本語入力ソフト(この画像では「Microsoft IME」)を示しています。
ですが、以前からWindowsを使っていた方のほとんどは、以下のような表示に慣れているのではないでしょうか?
こちらの表示の形を「言語バー」と呼びます。
使える機能はどちらの表示でも同じです。
ただし、アイコンでの表示は画面の隅近くに固定されているので、状態を確認するたびに視線を大きく移動させなければならないというデメリットが否めません。
特にATOKを使う場合は「変換モード」「表現モード」などの切り替えもあり、それらの状態を一目で確認できないのが困りものです。
そこで今回は、言語バーを表示させる設定の手順をWindows 8.1の画面でご紹介します。
お困りだった方はぜひお試しください!
※Windows 8.1でのもっとも簡潔な手順を紹介しています。
Windows 10や8での手順については、以下のリンクをごらんください。
→121ware.com > サービス&サポート > Q&A > Q&A番号 014214
設定の手順
①IMEのアイコンを左クリックし、つぎに「言語設定」の文字をクリックします。
②「言語」の設定ウィンドウが開きます。左上のほうにある「詳細設定」をクリックします。
③中ほどにある「使用可能な場合にデスクトップ言語バーを使用する」にチェックを入れ、ウィンドウ右下の「保存」をクリックします。
以上で、おなじみの言語バーが表示されます。
おさらい:言語バーが表示される位置を変える
言語バーは、デスクトップ内の好きな位置(ウィンドウの上に重なる形)に置くか、あるいはタスクバーの中に置くかを選ぶことができます。
タスクバーから外に出すには、言語バーの右上の小さなボタン「復元」をクリック。
逆にタスクバーの中に収めるには、同じく右上の小さなボタン「最小化」をクリックするか、タスクバーに押しつけるようにドラッグします。
余談:なぜ言語バーは隠されたのか?
アイコン表示のほうを初めて見たとき、個人的にはちょっと懐かしい気持ちになりました。
というのも、これに似た表示方法を昔、Windows 98で使っていたんです。
〔参考:Windows XP で言語バーを通知領域に入れる方法: 世の中は不思議なことだらけ〕
ディスプレイの解像度が低かった(=画面が狭かった)時代には、一つ一つの表示をできるだけコンパクトにすることで画面上の情報量を増やしたいというニーズがあり、アイコンでの表示はそれに応えるものでした。
しかし今や、フルHDやそれ以上の解像度のディスプレイも珍しくない時代。
小さなアイコン表示が復活したのはどうしてでしょう?
おそらく、デスクトップ以外の場所(「スタート」画面、チャーム、ストアアプリ)での入力モード表示がとてもシンプルなので、それに合わせたのではないか? というのが個人的な見解です。
(もし正確な事情をご存じの方は、ぜひTwitterなどで教えてください……)