しばしば新聞記事やニュースでも取り上げられる、コンピューターウイルス。
もしパソコンに感染すると、調子がおかしくなったり、個人情報が盗み出されるなどの被害を受けてしまいます。
一方、パソコンソフトの売り場には「ノートン」や「ウイルスバスター」などのセキュリティ対策ソフトが置いてあります。
ソフトを買わないと危ないのでしょうか?
あるいは、対策ソフトを入れてさえいれば、絶対に大丈夫なのでしょうか?
どちらも完全に正しいとは言い切れません。
今回からは、ネットに接続しているパソコンの持ち主の方にはぜひ知っておいてほしい、基本的なセキュリティ対策について少しずつお話していきます。
そんなに難しくはありません!
Windows Update (Microsoft Update)の設定を確認しましょう
パソコンへの攻撃は、ソフトウェアの弱点=「脆弱性(ぜいじゃくせい)」を突く形で行われます。
例えるなら、一時期、部屋の鍵をこじ開ける空き巣の手口が広まって社会問題になったことがありましたが、あれと似ているかもしれません。
部屋の鍵の場合は、こじ開けにくい新しい種類の鍵に取り替えるという対策がありますよね。
パソコンの場合も、常に新しい修正プログラムをインストールして最新の状態にしておくことで、弱点を塞いで安全性を高めることができます。
(あ、鍵の取り替えは有料ですが、パソコンの修正プログラムはもちろん無料です)
さて、Windowsには、更新プログラム(修正プログラム)を自動的にインストールする機能が備わっています。
これがきちんと有効な状態になっているか、そして実際に最新の状態になっているか、今一度チェックしておきましょう!
具体的な手順については、マイクロソフトのWebサイトで詳しく解説されています。
「Windows Update 利用の手順」
→Windows 7の場合
→Windows Vistaの場合
→Windows XPの場合
ちなみに、Windows Updateは毎月、アメリカ時間の第2火曜日=日本時間の第2もしくは第3水曜の深夜に新しい更新プログラムが公開されています。
これで、WindowsやOfficeなど、マイクロソフト社製のプログラムについてはひとまず対策できたことになります。
次回はそれ以外のプログラムについて、攻撃のターゲットにされやすいものと、それらのアップデートの確認方法について説明したいと思います。