前回はセキュリティ対策の第一歩として、ソフトウェアを最新の状態に保つ必要性と、Windows Updateの設定の確認についてお伝えしました。
Office(Word・Excel等)を最新の状態に保つためには、前回紹介したページの手順に従って「Microsoft Update」を有効にする操作を一度だけ済ませておく必要がありますので、ぜひご確認くださいね。
さて、Windows Updateの対象外のプログラム(マイクロソフト社以外が提供しているプログラム)についても、コンピューターウイルスの類から攻撃を受けやすいものがいくつか存在します。
今回はその中から2つ、プログラムの紹介と、アップデート(最新の状態への更新)のしかたについて解説していきます。
Adobe Flash Player
YouTubeの動画など、Webページに含まれる動画やアニメーションの表示を担っているプログラムが、Adobe社の「Flash Player(フラッシュプレイヤー)」です。
ほとんどのパソコンにあらかじめ入っているため、攻撃の標的にされやすいプログラムの一つです。
更新の有無は自動的にチェックされ、更新が必要になった場合は、デスクトップにアップデートを促す画面が表示されます。
20~30秒あれば済む作業ですので、すみやかにアップデートを行いましょう。
以下のページで写真入りで手順が説明されていますので、自信の無い方は、避難訓練のつもりで一度目を通しておきましょう。
富士通Q&A – 「Adobe Flash Playerのアップデートを利用できます。」というメッセージが表示されます。 – AzbyClub サポート : 富士通
アップデートを促す画面を閉じてしまった場合や、緊急のアップデートが必要な場合など、手動でアップデートするには以下のページから最新版を入手します。
Adobe – Adobe Flash Playerのインストール
Adobe Reader
印刷物をそのままの体裁でWebサイトに掲載する場合に、「PDF」という種類のファイルがよく利用されます。
それを表示するためのプログラムが、Adobe社の「Adobe Reader(アドビリーダー)」です。
こちらもほとんどのパソコンにあらかじめインストールされています。
こちらも、特に設定を変えていない限り、自動的に更新の有無がチェックされます。
更新が必要になった場合は、タスクバーの通知領域でアップデートが促されます。
すみやかに表示をクリックして、以後は画面の指示に従ってアップデートを済ませましょう。
以下のページでアップデートを始める手順が説明されています。
富士通Q&A – 通知領域に「Adobe Updater アップデートをインストールする準備ができました。」と表示されます。 – AzbyClub サポート : 富士通
今回はここまで。
次回は、これらのプログラムの更新の有無を一括してチェックする方法をお伝えします。