長い住所をらくらく入力(郵便番号変換)

※お知らせ

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このブログは2016年にコンテンツの更新を終了しています。
そのため、説明内容が古くなっている箇所があります。あらかじめご了承ください。

《最終改定日: 2016/06/21  Windows 10のIMEについて追記しました。》

住所録やあて名シールなどを作るとき、住所を何件も続けて入力しなくてはいけない場面がありますよね。
市販の年賀状ソフトなら郵便番号を自動的に住所に変換してくれるものがありますが、ExcelやWordではそうもいかず、地道に入力するしかない……なんて、思っていませんか?

実は、ほとんどのPCの日本語入力システムでは、郵便番号をかんたんに住所に変換できるんです!

「Microsoft Office IME 2010」での手順

今回は一例として、Office 2010に付属している「Microsoft Office IME 2010」での変換方法を紹介します。
Office 2010がインストールされているPCでの手順です。

①変換モードを「人名/地名」に変更する。

IME_zip_01

「般」の文字をクリックして、メニューの中から「人名/地名」をクリックします。
人名や地名の漢字が優先的に変換候補に出るモードです。
郵便番号を住所に一発変換したい時にもこのモードに切り替えます。

※ Windows 10に標準搭載のMicrosoft IMEでは、変換モードを変えずに郵便番号変換ができるようになりました。

②入力モードを「ひらがな」か「全角英数」のどちらかにする。

IME_zip_02

変換するために、全角で入力できる状態にしましょう。
入力モードのアイコンをクリックして、「あ」(ひらがな)もしくは「A」(全角英数)にしておきます。

③郵便番号をハイフン込みで入力して変換する。

IME_zip_03

7桁の郵便番号を「○○○ー○○○○」と入力します。
あとは普通の変換と同じで、スペースキーか変換キーを押して変換します。

IME_zip_04

すると、上の画像のように一発で住所に変換されます!

郵便番号の情報には番地や建物の名前は含まれていませんので、残りは普通に入力しましょう。
でも、これだけでも結構手間を省けますよね?

○変換モードを変えない場合でも……

IME_zip_05

変換モードが「人名/地名」ではなく「一般」の状態でも、変換キーを何度か押すと「住所に変換」という項目が出てきます。これを選ぶと住所に変換されます。
入力する住所の数が少ない場合は、変換モードを変えずにこちらの方法で済ませてもいいですね。

なお、IME 2010はOfficeの古いバージョンを使っている方向けにも無料で提供されています。以下のページからダウンロードできます。
Download: IME 2010 – Microsoft Download Center – Download Details

他の日本語入力システムでもできます。Macでも。

「ATOK」「Google 日本語入力」でも、操作は多少異なりますが、郵便番号変換ができるようになっています。
「Baidu IME」ではオプション辞書という形で郵便番号辞書が提供されています。

Macの「ことえり」の場合は、公式には郵便番号辞書は公開されていないようです。
有志作成のファイルを導入するか、Mac版のATOKやGoogle 日本語入力を利用してはいかがでしょうか。