広大なネットの世界の中から、自分の好みに合ったページや、SNSでフォローしているお友達が話題にしているページを自動的にピックアップしてくれる……そんなサービスが昨年いくつか登場しました。
筆者が実際に利用しているものをご紹介したいと思います。
情報収集のツールの一つとして試してみませんか?
登録が済んだ後はほぼ設定いらず、「Gunosy(グノシー)」
利用登録には「TwitterかFacebookのアカウント」と「メールアドレス」が必要です。
登録後は、おすすめの記事が集まったページが1日1回更新されるほか、同じ内容が毎朝メールで届くようになります(解除も可能)。
クリックした記事は“興味あり”と見なされて、翌日以降の記事のチョイスにも反映されるのだとか。
SNSを使っていなくても利用できる「vingow(ビンゴー)」
vingow(ビンゴー) – あなたのための自動収集ニュースエンジン
TwitterかFacebookのアカウントを使って登録するか、もしくは「好きなユーザーID」「メールアドレス」「パスワード」の3つを入力するだけで使い始めることができます。
登録直後は「iPhone」と「Windows」の2つに関連する記事が並ぶようになっています。
自分好みのニュースが出るようにするには、まず「タグを検索」というページで、自分の興味のあるキーワードを入力。タグが見つかったら「フォロー」ボタンをクリックします。
もしiPhoneやWindowsに特に興味がなければ、「あなたのタグ」ページからリムーブ(解除)。
すると、次の更新(翌日?)からはフォロー中のタグに当てはまる記事が並ぶようになります。
あとでまた参考にするかもしれない記事が見つかったら、☆マークをクリックして“お気に入りに追加”するとリンクを保存しておけます。
気になるページをみんなで蓄積「はてなブックマーク」
はてなブックマーク(はてブ)は、興味を持ったページをユーザー同士で共有する「ソーシャルブックマークサービス」の代表格。
ブックマークしたページをいろんな端末(PCだけでなく、スマホなど)から参照できたり、ユーザーさんの間で注目を集めている記事(ホットエントリー)をチェックしたり……というのが主な使い方になります。
はじめに紹介した2つのサービスとは趣が異なりますし、うまく使いこなすには慣れも必要ですが、興味のある情報を自分なりに分類・蓄積していくという面ではとても便利なサービスです。
また、昨年追加された「マイホットエントリー」というページでは、はてな・Twitter・Facebook上でつながりのある人が話題にしているホットエントリーを毎日ピックアップしてくれます。
マイホットエントリーはメールで受け取ることも可能です。
情報中毒にご用心!?
どのサービスも、ついクリックしたくなるような記事を毎日配信してくれます。
ですが、見逃していた情報を得られて便利な反面、ついつい普段よりも長くネットを見続けてしまって、いつの間にか時間を奪われてしまう……というリスクもはらんでいます。
あくまでも個人的な感想ですが、メール配信を有効にしていると特にキケンです。
メールをチェックするだけでけっこう時間を取られてしまうし、未読メールが溜まってくると負担を感じますし……。
筆者のように誘惑に弱い方は、「メールは受け取らず、自発的にサイトにアクセスした時のみ目に触れるようにする」「電車やバスで移動中の時間にだけ利用する」など、情報の海に溺れてしまわないようにルールを決めた上での利用をおすすめします。
今回のタイトルには「執事的な」なんてフレーズを入れましたけど、執事の存在を上手に扱えるかどうかは、主人(ユーザー)の心がけ次第……というわけですね。